着物を着てお出かけの日に限って雨・・・
せっかく着物を着たのに雨が降ってきた・・・
などなど、着物を着て外出する日は雨という方も多いはず。
本記事ではそんなあなたに向けて着物の雨対策について解説していきます。
目次
これで雨は怖くない!着物の3つの雨対策
せっかく着物を着て外出しても雨が降ると嫌な気分になりますよね。
しかし、以下の3つの雨対策をすれば万全です!
- 雨コート
- 傘
- 雨用草履
着物の雨コートでおすすめは?コートがない時の代用方法
大切な着物が濡れないよう、着物を雨からガードしてくれるのが着物用の雨コートです。
この雨コートには2つの種類があります。
- 一部式
- 二部式
一部式は洋服で言うワンピースのような感じで、着物の上からすっぽり被って着ることができます。
雨で道がぬかるんでいたり、水たまりが多い道を歩くとどうしても泥が跳ねるので、そういう時は一部式の雨コートを使うのがいいですね!
次に二部式ですが、二部式は上半身と下半身に別れた雨コートです。
小雨の時などは上半身のみ着たり、大雨の時は下半身も合わせて着たりとその日の雨具合によって、柔軟に対応できるのがいいですね。
着物の雨用コートのおすすめ
筆者がおすすめなのは上記の雨用コート。
前開きで着脱しやすく、色も豊富なので自分の着物に合ったカラーを選べるのがポイントです。
着物の雨コートがない時の代用方法
外出先で突然雨が降ってきた・・・
着物を着て出かける予定なのに雨コートがない・・・
そんな時の代用として、100均のレインコートがおすすめです。
特にダイソー・ワッツのレインコートは丈が130cmと、他の100均に比べてもっとも長く、着物を広くガードしてくれます。
※他100均のレインコートは120cmほど
丈が合わないようであれば、追加で下に風呂敷などを巻けば完璧にガードできます!
100均のレインコートであれば、全国どこでも比較的手に入りやすいですし、何より安い!
手元に着物の雨コートがなければ、100均のレインコートでしのぐのが得策ですよ。
襟元もガードが必要
100均のレインコートは基本的にフードがついていますが、襟元はスカーフやストールでしっかりガードしておきましょう。
特に着物の下に着ている長襦袢が白であれば、雨の跡がシミになることもあるので、しっかりガードしておくのがいいですね。
着物の雨用コートは雨が降ってなくても着て良いの?
結論から言うとOKです。
仮に雨が降っていなくとも、塵避けとなり着物に付着するホコリや塵などを防げます。
雨が降っていないのに雨用コートを着ているのはおかしい!という人もいますが、個人的には全然OKですね。
特に大きな車道の横を歩く時などは、目には見えない空気中のホコリや塵がたくさん舞ってるので、交通量の多いところに行く時に雨用コートを塵避けとして使うのは、むしろ全然アリです。
春夏は夏用の雨コートがおすすめ
一般的な着物の雨コートは厚みがあるので、夏などの暑い時期には向きません。
夏用の雨コートであれば、薄い生地で雨も塵もガードしてくれるので、春夏は夏用の雨コートがおすすめですよ!
以上が着物の雨対策:雨コート編です。
雨コートは直接着物をガードしてくれるので、天気予報で降水確率が高い日など、お出かけ時に着ていきたいですね。
前述の『雨ゴート』はおしゃれで可愛いものも多いので、おしゃれの一貫で着るのも良いですよ。
では次は傘について解説していきますね。
着物の雨対策で傘は必要?どんな傘ならいいの?
着物の雨対策でコートと並んで直接雨をガードする傘。
コートだけあればいいんじゃない?という声もありますが、筆者としてはコート+傘が万全でいいですね。
そんな傘ですが、着物の雨対策として使う傘はポイントがあります。
傘は必ず大きなものをチョイスすること
着物に合う傘といえば、日傘のような小ぶりなものを想像しがちですが、傘は必ず大きなものをチョイスしましょう。
雨用の傘で大ぶりなものは、ネットで買うとしても1,000円以上はするので、筆者としては必要な時にコンビニで買う方が良いですね。
どのぐらいの雨なら傘をさすべき?
実は割とよくあるのが、どのぐらい雨が降ってたら傘をさせばいいの?という質問。
特に雨コートを着ていると、傘をさすタイミングや判断に困る方も多いでしょう。
結論としては、洋服を着ている時同様に、雨が降ればとりあえず傘をさすのが正解です。
着物の上から雨コートを着ていたとしても、雨つぶから着物を100%守れている訳ではないので、万全を期して傘をさすのが良いですよ。
以上が着物の雨対策:傘編です。
どんな傘をどのタイミングで?という疑問が多いようで、基本的に大ぶりな傘を雨が降ってきた段階でさせばOKです。
では次は足元の雨対策、雨用草履について解説していきますね。
着物雨対策で足元は雨草履で対策!おすすめの雨草履も合わせてご紹介
雨コートを着て傘をさせば着物を雨からほぼガードできますが、足元はノーガードなので対策が必要です。
そんな足元の雨対策の方法は以下の2つ。
- 雨草履
- 撥水性足袋
雨対策で雨草履は必須!でも雨草履ってどんなもの?
足元の雨対策をするなら雨草履は必須。
雨草履ってどんなの?という方も以下の写真を見れば一目瞭然です。
雨草履は草履の前方から側面にかけて透明なカバーをつけた草履のことを言います。
雨道を草履で歩くと足袋や草履が汚れてしまいますが、雨草履なら濡れや汚れをかなりガードしてくれますよ!
雨草履でおすすめなのはカレンブロッソ
和装小物のブランドで有名なカレンブロッソ。
雨草履はこのカレンブロッソが出している『カフェぞうり』がおすすめです。
カフェ草履は従来はコルク芯+皮底で作られていましたが、現在はEVA台+ゴム底に改良されて、雨の日でも水が草履に浸透する・・・なんてことはありません。
また、同ブランドが出している雨用つまかけを装着すれば、雨の浸透をかなり抑えることができますよ。
雨道をあるく時は撥水性足袋がベスト
最近は技術の進化もあり、撥水性の足袋が売られています。
通常の足袋は水が染み込みますが、撥水性足袋は水を弾くので濡れることはありません!
前述のカフェぞうりに雨用つまかけを装着し、撥水性足袋を履けば、雨道で足元が濡れることなく快適に歩けますよ。
TPOによってはスニーカーも◯
着物の足元=草履と考えがちですが、フォーマルな場でない限り足元はスニーカーでもOKです。
あくまでTPOを考える必要はありますが、コンバースなどのキャンバス生地のスニーカーなら撥水性も高く、雨道でも歩きやすいのでおすすめです。
着物の雨対策まとめ!雨コートや傘・草履など雨の日のお出かけ対策やおすすめグッズをご紹介まとめ
いかがでしたか?
着物の雨対策は、いかに雨粒をガードするかが重要。
雨で濡れるとシワになったり、泥が跳ねてシミになることもあるので、雨コートは必須ですね。
さらに雨の中を行くならコートだけでなく、傘や足元の対策も万全にしましょう。
せっかく着物を来てお出かけするのですから、雨の日でも楽しく外出できるよう、対策は完璧にするのがいいですよ!