着物の中で最も格の高い、留袖。
結婚式などおめでたい席でしか着る機会がなく、もったいないからと買取を検討される方も多いようですね。
そこで今回は、留袖の買取相場や、最適な買取先など、着なくなった留袖を相場よりも高く売るコツについてまとめました。
目次
留袖とは？色留袖・黒留袖それぞれの特徴や歴史をご紹介
買取に出す前に、まずは留袖の基本からおさらいしていきましょう。
留袖は、着物の中で一番格が高い女性の第一礼装にあたり、結婚式などの慶事に着用されます。
肩のあたりから裾にかけて、華やかでめでたい柄があしらわれ、金銀白色など帯の中でも格の高い袋帯に合わせることが多いでしょう。
留袖の歴史が始まったのは、江戸時代。
当時、未婚の女性が着用する振袖との区別をつけるため、袖を短く留めて着物を仕立てたことから「留袖」と呼ばれるようになったそうです。
袖の長い振袖が、未婚の女性の可愛らしさや無邪気さを表すならば、留袖は上品な大人の女性の仕草を引き立てる存在。
そんな留袖には、黒生地に紋が入った「黒留袖」と華やかな布地で作られた「色留袖」の2種類があります。
黒留袖の特徴とは？
黒留袖とは、その名の通り「黒い布地」で仕立てた着物のこと。
背中にひとつ、両袖と両胸と全部で5つの紋を入れる「染め抜き日向紋」が正式とされており、2枚の生地を重ねて仕立てるのが特徴です。
主な着用シーンは、結婚式や披露宴。新郎の母親や親族、関係の深い仲人が着用し、「訪れるゲストを正装で迎え入れる」という意味合いが込められています。
祝い事で着用する着物のため、半身には模様がなく裾にめでたく縁起の良い柄があしらわれ、無地であっても華やかな印象を与えてくれます。
色留袖の特徴は？
黒留袖同様に、結婚式など慶事に着用する着物です。黒留袖が5つと紋の数に決まりがあるのに対し、色留袖は紋の数で着物の格式が変化します。
紋の数が多いほど、格は高く、5つの紋がつくと黒留袖と同格になり、第一礼装として着用できます。新郎新婦の親族として、着用しても問題ありません。
一方、3つ紋、1つ紋の色留袖は、準礼装にあたります。
訪問着との違いは？
どちらも柄が一連に連なった「絵羽模様」があしらわれているのが特徴です。
見分けるポイントは、上半身に絵柄があるかどうか。
裾だけに柄があしらわれているのが「色留袖」。肩や胸元から裾までに柄が入っているのが、「訪問着」と覚えましょう。
留袖の買取相場はどれくらい？
第一礼装にあたる留袖は、中古であっても需要が高く高価買取が期待できます。
既婚未婚に関わらず着用できる色留袖は、20代後半から30代の若い世代の女性に、人生でも数回しか着ることのない黒留袖は、40代から60代のミセスの需要が高まっています。
| 汚れの目立たない一般的な色留袖 | 12,000円〜20,000円 |
| 伝統工芸品の黒留袖 | 40,000円 |
| 総京刺繍の色留袖 | 30,000円〜70,000円 |
保存状態にもよりますが、買取相場は1万円〜7万円ほど。
伝統工芸品など希少性の高いものであれば、数十万円の価値がつく可能性もあるため、買取相場は比較的高いと言えるでしょう。
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色留袖と黒留袖で買取相場に違いがでる？
市場ニーズの高さは、買取価格にも大きく影響します。
色留袖は、紋の数によっては順礼装としてさまざまなシーンで着用できます。
一方、仲人業でないかぎり、黒留袖を着用する機会はそれほど多くはありません。
そのため、格の高さに関わらず、需要が高い色留袖の方が、買取価格は高くなる傾向にあるのです。
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留袖はどこで売るのが正解？
留袖は、格式が高いが高い着物ですから、そうそう気軽に着られるものではありません。
新品で購入したり、親戚に譲ってもらったりしたものの、着る機会が少なくてタンスの肥やしにしてしまっている人も多いかと思います。
そんな留袖は、一体どこで売却するのが良いのでしょうか？
代表的な売り方は次の3つです。
- オークション、メルカリで売る
- リサイクルショップで売る
- 着物買取専門業者で売る
留袖をリサイクルショップで売る
古着の処分先として、リサイクルショップを検討されている方も多いのではないでしょうか？
国道沿いに大型店舗があるお店も多く、車で持ち込みができるのはメリットですが、
着物の査定ができるスタッフが常駐していないので、相場よりも安価で買い取られる傾向にあります。
高価な留袖であっても、数百円前後で買い取られたという事例もありますので、注意しましょう。
留袖をオークション・メルカリで売る
最近では、オークションやフリマアプリで着物を売買する人も増えてきました。
自分で好きな値段が決められるため、一見自由でメリットが多いように思えますよね。
しかし、数ある着物の中から、出品した留袖を買ってもらうためには、
- 値引き交渉に応じる
- 写真を綺麗に撮影する
- 質問に的確に答えるなど
など、計画を立て、戦略的に取引しない限り利益を出すことは難しいのが現状です。
留袖を着物買取専門店で売る
留袖を安心して、納得のいく価格で売りたいと思ったら、着物買取専門業者に売るという選択があります。
着物に詳しい専門の査定士が、あらゆる観点からしっかりと留袖の価値を判断してくれるので、よほどの汚れがない限り、安く買い叩かれる心配はありません。
大手の着物買取業者であれば、月に2万件以上の買取をしているところもあり、布地の知識や相場に精通しています。
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留袖を高く売る4つのコツ
最後に留袖を相場よりも高く売るポイントや特徴をご紹介します。
- 留袖の保存状態は査定額に影響する
- 三大友禅染物は高額買取が期待できる
- 紋の数で買取価格は変わる
- 証紙を合わせて査定に出す
順番に見ていきましょう。
留袖の保存状態は査定額に影響する
留袖に限ったことではありませんが、着物の保存状態は査定額に大きく影響します。
どんなに高級な留袖でも、シワ、傷、汚れが目立つようでは台無しです。
特に留袖は、結婚式や披露宴など、おめでたい席で着用するものですから、清潔感が求められるのは当然といえるでしょう。
着物の保存状態を綺麗に保つためには、日頃のお手入れが大切です。
・定期的に風通しの良い場所に陰干する
・たとう紙に包んで保管する
・ホコリや汚れは早めに対処する
など日頃から工夫しましょう。
とはいえ、着物の経年劣化はさけられるものではありません。
「もう着る機会がないな」と思ったら、早めに買取に出すことをおすすめします。
三大友禅染物は高額買取が期待できる
染めの着物は、昔から高級品とされてきました。
中でも有名なのが、日本三代友禅である
・加賀友禅
・京友禅
・東京友禅（江戸友禅）
です。
糸と系の境目に繊細な色柄が描かれる「手描き友禅」は、染めの着物の最高峰。
希少性があり、格式も高いため、中古であっても高価買取が期待できるでしょう。
紋の数で留袖の買取価格は変わる
留袖の格を決める紋の数も、買取価格に影響します。
紋は後から抜いたり、新しく入れ直すことも可能なのですが、紋を抜くのは緻密な技術が必要です。
そのため紋の数が決まっていない「色留袖」については、紋の数が少ない方がかえって高値で買い取られるケースもあるようです。
一方、黒留袖に関しては、もともと紋の数は5つと決まっているため、査定額に影響することはないでしょう。
証紙と一緒に留袖を査定に出す
高価な留袖であれば、必ず証紙がついています。
証紙とは、着物の価値を示す証明書で、
・着物の生産地
・製造者の名前
・伝統工芸品マーク
などが記されているもので、いわゆる着物の名刺のような存在ですね。
ひと目で価値を証明できるため、証紙があれば査定額は高値になることは間違いありません！
留袖を高額で売却！
大手着物の買取業者ランキング
1位：バイセル
- 卓越した査定力を持つ査定員が見るので、買取価格に期待できる。
- 運営元の株式会社バイセルテクノロジーズは上場企業
- 女性査定員を指名できるので、女性でも安心して留袖を売れる。
- 他店より1円でも安ければ全品返却を掲げるほど、買取価格に対して自信がある。
買取価格・対応共に評判が良く、留袖の買取を頼むならバイセルがいちばんでしょう。
運営元の株式会社バイセルテクノロジーズは2019年12月に上場しており、企業として社会的信頼があります。
上場していると、押し買いや買い叩きなどの悪質なことはできませんし、安心して留袖を売却できますよ。
また、女性査定員を指名することもできるので、女性の方でも安心して留袖を売れるのがポイント。
高価格・安心という2つの大きなツボを押さえているのがバイセルなのです。
2位：買取プレミアム
- 運営元の株式会社バイセルテクノロジーズは上場企業
- 事前に無料の電話相談で不安な点を相談できる。
- 証紙や証明がなくても買取りOK。
- 歴戦の査定員がいるので、適正な価格で留袖を買取りしてくれる。
買取プレミアムはバイセルと運営元が同じ会社です。
そのためこちらの運営元も上場企業である株式会社バイセルテクノロジーズですね。
なので内容自体はそれほど変わりなく、高額買取が期待できますし、出張買取は即日現金で支払われます。
さらに証紙や証明書がなかったり、古い留袖でも問題なく買取してくれるので、難アリの留袖を売る時は買取プレミアムもしくはバイセルがベストですよ。
３位：ザ・ゴールド
- シミがあったり、柄が古くても買取りしてくれる。
- 最新の相場を常に把握しているので、適正価格で買取りが可能。
- プライバシーマーク取得により、個人情報の取り扱いも安心。
ザ・ゴールドは3つの買取方法どれにも対応はしていますが、基本的には出張買取メインの買取店ですね。
着物の最新相場を把握しているため、下手に買い叩くことなく、適正価格で売却することができるでしょう。
またプライバシーマークを取得していることから、個人情報の取り扱いに関してもしっかりしているので、安心して着物を売れますね。
留袖の買取で一番のおすすめはバイセル
当サイトいちばんのオススメはバイセルです。
買取価格は業界最高値が期待できますし、他社より1円でも買取価格が低ければ全て返品を謳っているのが大きいですね。
また対応自体も評判がよく、査定員も凄腕ばかりなので、安心して高く留袖を売るならバイセルに依頼するのがベストですよ！
【留袖の買取】買取相場はどれくらい？最適な買取先や高く売るコツをご紹介！
着物そのものの価値が高い留袖は、中古であっても高値で買い取られる傾向にあります。
しかし、着用シーンが限られているため、タンスにしまったままのご家庭も多いようです。
着物は着ていなくても劣化するもの。
少しでも高く売りたいと思ったら、
・できるだけ早めに買取に出す
・着物の専門知識を持った買取魚者に依頼する
ことが大切です。
査定料、出張料、送料、キャンセル料は全て無料なので、もし手元に着なくなった留袖があるなら、まずは無料査定に出して、実際の買取価格を調べてみることをおすすめします！